【東京・皮膚科】脂肪腫の治療方法とは?正しい診断の重要性やできやすい場所
【東京・皮膚科】脂肪腫はどう治療する?正しい診断の重要性やできやすい場所も解説
脂肪腫は皮下にできる良性の腫瘍で、多くの場合は無症状のまま経過します。しかし、痛みが出たり見た目が気になったりした際には、適切な治療と正確な診断が欠かせません。
こちらでは、脂肪腫の治療方法、正しい診断の重要性、脂肪腫ができやすい場所をご紹介します。東京で皮膚科や形成外科をお探しなら、日本橋形成外科・皮フ科・美容外科にご相談ください。
脂肪腫の治療方法は?
脂肪腫は皮下にできる良性の腫瘍で、成熟した脂肪細胞からできています。多くは放置しても問題ありませんが、痛みを伴う場合や見た目を気にされる場合は、治療を検討します。脂肪腫の治療法として最も一般的なのは、切開による摘出術です。
切開による摘出術について
脂肪腫を切開して摘出する手術は局所麻酔で行われ、日帰りで可能な場合がほとんどです。脂肪腫の大きさや場所によって手術時間は異なりますが、比較的小さなものであれば20分程度で終了します。手術後は、傷跡が目立たないように丁寧に縫合します。
まれに、脂肪腫が筋肉に入り込んでいる場合など、入院が必要なケースもあります。
脂肪吸引は効果がない
脂肪腫の治療法として、脂肪吸引が用いられるケースもありますが、これは適切な治療法ではありません。
脂肪吸引は脂肪細胞を吸引する治療法ですが、脂肪腫は被膜に覆われているため、吸引しても完全に取り除くことができません。再発のリスクが高まるだけでなく、周囲の組織との癒着を引き起こし、再手術が困難になる可能性があります。
脂肪腫の治療には、切開による摘出が最も確実な方法です。
脂肪腫の大きさで変わる手術の難易度
脂肪腫の大きさは1cm程度の小さなものから、15cm程度までさまざまです。脂肪腫が小さいうちに切除すれば、傷も小さくて済みます。大きくなってしまうと、摘出するのに手間がかかるだけでなく、傷跡も大きくなってしまいます。そのため、脂肪腫に気づいたら早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることをおすすめします。
悪性・良性見分けられる?正しい診断を受ける重要性
脂肪腫は皮下にできる良性の腫瘍で、通常は無症状です。しかし、まれに悪性腫瘍である脂肪肉腫の可能性もあるため、自己判断せずに医療機関を受診することが重要です。
脂肪腫と脂肪肉腫を見分けるのは難しい
脂肪腫と脂肪肉腫はどちらも皮膚の下にできる腫瘤で、見た目の特徴が非常に似ています。触ると柔らかく、痛みがないことが多いのも共通点です。そのため、見た目や触感だけで両者を見分けるのは非常に困難です。
脂肪肉腫は急速に大きくなったり、痛みを伴うこともありますが、これらの症状が出ない場合もあります。自己判断で「脂肪腫だろう」と放置してしまうと、脂肪肉腫の発見が遅れ、適切な治療の開始が遅れてしまう可能性があります。
脂肪腫の診断方法
脂肪腫の診断は、まず視診と触診から始まります。医師は脂肪腫の大きさ、形状、硬さ、周囲の組織との関係などを確認します。さらに、確定診断のために画像検査(超音波検査、MRI検査、CT検査など)や病理検査が行われます。
・超音波検査
脂肪腫の内部構造や周囲の組織との関係を確認できます。比較的簡便で、痛みもなく行える検査です。
・MRI検査、CT検査
より詳細な画像を得ることができ、脂肪腫と他の腫瘍との鑑別や、悪性腫瘍の疑いがある場合に有用です。
・病理検査
脂肪腫の一部を採取し、顕微鏡で細胞を詳しく観察することで、良性か悪性かを最終的に判断します。これが最も確実な診断方法です。
正しい診断を受ける重要性
脂肪腫は良性の腫瘍ですが、まれに悪性化することもあります。また、脂肪腫と似た症状を示す他の疾患の可能性もあるため、自己判断せずに医療機関を受診し、正しい診断を受けることが大切です。特に、以下の症状がある場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
- 脂肪腫が急速に大きくなってきた
- 脂肪腫が痛みを伴う
- 脂肪腫が硬くなってきた
- 脂肪腫が皮膚に癒着している
早期発見・早期治療が重要です。少しでも気になる症状があれば、医師に相談しましょう。
複数の脂肪腫がある場合
複数の脂肪腫がある場合は、遺伝性疾患の可能性も考慮されます。例えば、家族性多発性脂肪腫症、ガードナー症候群、カウデン症候群などが挙げられます。これらの疾患は、脂肪腫以外にもさまざまな症状が現れることがあります。複数の脂肪腫がある場合は、遺伝性疾患の可能性も考慮し、適切な検査を受けることが重要です。
脂肪腫は比較的よくある疾患ですが、自己判断は禁物です。少しでも不安なことがあれば、ためらわずに医療機関を受診しましょう。
脂肪腫ができやすい場所について
脂肪腫は体のさまざまな場所にできますが、特にできやすい場所があります。脂肪腫は皮下脂肪にできる良性の腫瘍ですので、皮下脂肪の多い場所に発生しやすいです。
体幹
体幹は皮下脂肪が厚いため、脂肪腫が発生しやすい部位です。特に、背中や腹部は脂肪が蓄積しやすいため、脂肪腫が多く見られます。
体幹にできた脂肪腫は、比較的大型化する傾向があります。初期段階では自覚症状がない場合が多いですが、大きくなるにつれて皮膚の膨らみや圧迫感を自覚するようになります。また、脂肪腫が神経を圧迫すると、痛みやしびれなどの神経症状が現れる可能性があります。
肩や首
肩や首も脂肪腫が発生しやすい部位です。これらの部位にできる脂肪腫は、体幹にできるものと比べて比較的小さいことが多いです。多くの場合、無症状で経過しますが、大きくなると見た目や触感で気になることがあります。
腕や脚
腕や脚にも脂肪腫が発生します。腕や脚の脂肪腫も比較的小さく、無症状であることが多いです。しかし、大きくなると見た目が気になることがあります。特に関節の近くにできた脂肪腫は、関節の動きを妨げることがあります。
また、腕や脚の脂肪腫は、衣服との摩擦や圧迫によって炎症を起こす可能性があります。炎症を起こすと痛みや赤み、腫れなどの症状が現れるため、注意が必要です。
頭部
頭部にも脂肪腫が発生することがあります。頭部の脂肪腫は、他の部位と同様に比較的小さく、無症状であることが多いですが、大きくなると見た目に気になることがあります。
また、頭部の脂肪腫は、頭皮のすぐ下にできるため、発見しやすいという特徴があります。
その他の部位
脂肪腫は上記以外にも、お尻、太もも、鼠径部(足の付け根)など、体のさまざまな場所に発生する可能性があります。これらの部位にできた脂肪腫も通常は無症状ですが、神経を圧迫すると痛みやしびれなどの症状が出ることがあります。また、脂肪腫が大きくなると見た目が気になることがあります。
特に鼠径部はリンパ節が多く存在する部位であるため、脂肪腫とリンパ節腫脹との鑑別が重要になります。自己判断せずに、医療機関を受診して適切な診断を受けるようにしましょう。
脂肪腫は良性の腫瘍ですので、通常は治療の必要はありません。しかし、痛みやしびれなどの症状がある場合や、見た目が気になる場合は、手術で摘出することがあります。脂肪腫の手術は比較的簡単で、合併症も少ないです。脂肪腫が気になる方は、皮膚科や形成外科に相談しましょう。
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