【東京・脂肪腫治療】手術が必要な大きさの目安・手術の流れ・術後のケア方法
【東京・脂肪腫治療】手術が必要な大きさの目安とは?手術の流れ・術後のケア方法も解説
脂肪腫は良性腫瘍のため、必ずしも手術が必要なわけではありません。しかし、5cmを超える大きさになると、悪性腫瘍との鑑別や合併症のリスクを考慮し、手術が推奨されます。
こちらでは、脂肪腫の手術が必要となる大きさの目安、手術の流れ、術後のケア方法をご紹介します。東京で脂肪腫治療をお考えの方は、日本橋形成外科・皮フ科・美容外科にご相談ください。
【脂肪腫】手術が必要になる大きさとは?
脂肪腫は良性の腫瘍であり、基本的に放置しても健康に大きな影響はありません。そのため、必ずしも手術が必要となるわけではありませんが、ある程度の大きさになると、手術による摘出を検討することが推奨されます。
こちらでは、脂肪腫の手術を検討する大きさの基準をご紹介します。
一般的な目安は「5cm以上」
脂肪腫の切除が検討される目安として、5cm以上という基準があります。これは見た目の問題というよりも、以下の医学的理由にもとづいています。
- 脂肪肉腫(悪性腫瘍)との鑑別が必要になるため
- 大きくなると圧迫症状を引き起こすリスクが高まるため
- 手術が困難になりやすいため
5cm以上の腫瘍は悪性が疑われるため、診断のための画像検査や病理検査が推奨されます。まれではありますが、脂肪腫に似た「脂肪肉腫」は悪性腫瘍であり、見た目だけでは判断がつかないため注意が必要です。
「10cm以上」は巨大脂肪腫
10cm以上の巨大脂肪腫は悪性腫瘍の疑いがさらに高まるため、早急に手術が必要です。悪性でなくても、大きい脂肪腫は見た目にも目立ちやすく、周囲の筋肉や神経、血管などを圧迫しやすいため、手術が強く推奨されます。
また、巨大になると手術自体も大がかりになり、切開の範囲や出血、術後の傷跡も大きくなる傾向があります。そのため、早めに切除を検討するほうが結果的に身体への負担が少なくて済むのです。
小さくても切除できる?
1cm程度の小さな脂肪腫であっても、希望すれば手術で切除することは可能です。実際に、1cm台の脂肪腫でも「将来大きくなる前に取りたい」「見た目が気になる」といった理由で手術を希望される方も多くいらっしゃいます。
小さな脂肪腫であれば、局所麻酔での日帰り手術が可能なことが多く、傷跡も最小限に抑えることができます。
脂肪腫が気になり始めたら、大きさにかかわらず一度医療機関を受診するのがベストです。
脂肪腫の手術の流れ
脂肪腫の切除手術は多くの場合、局所麻酔を用いて行われます。手術の流れは、脂肪腫の大きさや場所、個々の患者様の状態によって多少異なりますが、基本的には以下のとおりです。
1.手術前の準備
手術前に、切開するラインをマーキングします。これは、脂肪腫を確実に摘出し、かつ傷跡を最小限にするために重要なステップです。患者様の不安を軽減するためにも、医師は手術の方法や予想される経過について丁寧に説明します。
2.麻酔
マーキングが済んだら、局所麻酔を注射します。局所麻酔は、手術部位の周りの感覚を麻痺させることで、手術中の痛みを軽減します。麻酔が効くまでの間、少しチクッとする感覚がありますが、その後は痛みを感じにくくなります。
3.切開と脂肪腫の摘出
麻酔が効いたら、脂肪腫の直上を切開します。切開の大きさは脂肪腫の大きさに合わせて調整しますが、目安はおおよそ腫瘍の3分の2です。
切開後、脂肪腫を周囲の組織から丁寧に剥がし、取り出します。この際、脂肪腫を包んでいる被膜を破らないように注意深く操作することで、再発のリスクを低減します。脂肪腫が神経や血管に近接している場合は、特に慎重な操作が求められます。
4.止血と縫合
脂肪腫を摘出したら、丁寧に止血します。必要に応じて、体液が溜まるのを防ぐためにドレーン(細い管)を挿入する場合もあります。その後、切開した皮膚を縫合します。縫合には、吸収糸や抜糸が必要な糸など、さまざまな種類があります。医師は、傷跡が目立ちにくく、きれいに治るような縫合法を選択します。
脂肪腫の手術時間は、脂肪腫の大きさや場所、手術の方法によって異なりますが、通常20分~1時間程度です。日帰り手術の場合、しばらく安静にした後、帰宅することができます。
脂肪腫の切除手術は比較的安全な手術ですが、合併症のリスクがないわけではありません。手術を受けるかどうか迷っている場合は医師に相談し、手術方法やリスクなどをよく理解したうえで判断することが大切です。
脂肪腫切除手術後のケアについて
脂肪腫の切除手術は比較的簡単な手術ですが、より早い回復を目指すには、術後のケアが大切です。
傷口の管理
・傷口の清潔保持
術後は傷口を清潔に保つことが最も重要です。傷口に触れる前には手をよく洗い、清潔なガーゼや包帯で傷を覆います。医師が指示した場合、傷口に消毒薬を塗ることがありますが、自己判断での消毒は避けましょう。傷口が湿っていると感染の原因になることがあるため、乾燥させて清潔に保つことを心がけます。
・ドレーンの管理
手術後にドレーン(排液管)が挿入されることがあります。ドレーンは体内の余分な液体を排出するためのもので、適切な管理が必要です。ドレーンの抜去時期や管理方法については、医師の指示に従いましょう。
また、ドレーン周辺の皮膚に発赤、腫れ、痛み、発熱などの症状が現れた場合は、速やかに医師に連絡してください。
日常生活での注意点
術後しばらくは、運動や重量物を持ち上げるなど、手術部位に負担がかかる動作は避けましょう。軽い運動は医師の許可を得てから再開し、徐々に強度を高めていくようにしてください。手術部位によって回復速度は異なりますので、具体的な活動制限については医師の指示に従ってください。
定期的な経過観察
術後の経過観察は、合併症の早期発見と適切な対応のために非常に重要です。脂肪腫切除手術後、傷の治癒状態や感染の有無、再発の兆候などを確認するため、医師の指示に従って定期的に通院しましょう。
経過観察の頻度や期間は、個々の患者様の状態や手術の方法、傷の大きさなどによって異なりますが、通常は数週間から数ヶ月に一度の通院が必要です。経過観察期間中は、日常生活での注意点や傷のケア方法などについて医師が指示するため、疑問点や不安なことは遠慮なくご相談ください。
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